2008年5月15日木曜日

luis:003 情熱は、スキルをきっと凌駕する

さて、産業功労賞絡みの仕事がようやく終わりました。
表彰状って、表彰の価値が高いほど手書きになる確率は高くなりますが、そこは予算との兼ね合いですわな。オール手書きだと、百貨店に持ち込んで、1枚1000円ってところでしょうか。産業功労賞クラスだと、名前のところだけ手書きにして、本文はDTPですな。

PTA新聞は、やっぱ、本腰入れてやるならすべてを背負い込む覚悟でやらんとダメでしょうが、もちろんそんな割にあわんことはやれないでしょうから、裏からこっそり、わからんように、やりたいことを徐々に、ってかんじなんでしょうね。
オレも一般家庭の奥さん相手にタダ仕事をすることがありますが、デザイン的な整理をちょっとしてあげるだけでも、こちらがビックリするくらい喜んでくれますよ。

ただ、こちらがやってあげる、だけだといいんですが、共同作業の場合は、相手にもそれなりのことをしてもらわないとダメなので、そこらへんでPTA新聞は、メンバーのやる気を問われる場面があるだろうし、しんどいところですな。

情熱(意思)とスキルって、パラレルの関係だと、思うのですね。

やりたいことのベクトルが明確でなければ、いくらスキルがあっても、それは実を結びませんな。
逆に、意思も情熱もあっても、スキルがなければ、それは表現されないわけで。

このあたり、両輪が上手くまわってくれたら言うことはないのだけれども、そうもいかないことも、もちろんままあって。

で、ここ数年ずーっと感じているのは、情熱はスキルを凌駕するんではないか?ということなのですよ。

サイトのリニューアルを依頼されたとき、ま、それまでのサイトはオーナーさんご自身が手探りでつくっていて、それだと見栄えが悪いからデザイン的な処理をして見栄えのいいものにしてほしい、なんて依頼がままあるのだけれども、そこには、ぎゅうぎゅうに情熱が詰まっている場合が、多いのですね。

そのほとばしるような情熱がね、そこからはじゅうぶんに見てとれるのですよ。それが、デザイン的な処理、つまり「整理」ってことですけど、整理されていないからこそ、余計に、情熱が伝わってきます。これをね、整理しちゃうと、情熱が伝わりにくくなるなあ、と、感じることが、ままありますね。

さて、今回、相方さんのサイトがめでたくリニューアルオープンになりました。
なかなかの情熱となかなかのスキルが詰め込まれた、まずまず満足出来るサイトと相成りました。

http://atricot.jp/

ところでですね、相方さんと昵懇にしている日本でおそらくは唯一であろう「原毛家」のポンタさんがご自身で手がけているサイトが、こちら。
情熱がスキルを凌駕している好例です。

http://www.spinhouse-ponta.com/

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